境内案内

境内散策

境内散策

史跡

宮沢賢治の詩碑

宮沢賢治の詩碑

宮沢賢治の代表作「雨ニモマケズ」の詩碑。賢治が手帳に記したままを刻したもの。法華経の教えに深く帰依した賢治は、この詩の横に南無妙法蓮華経の曼荼羅を書いている。

中澤道二の墓

中澤道二の墓

江戸後期の石門心学者・中澤道二(1725〜1803)の墓。江戸に参前舎を開き、京都で興った石門心学を関東一円に広めた。その墓所は区の史跡に指定されている。

川島正次郎の墓

川島正次郎の墓

自由民主党副総裁をはじめ、重職を歴任した政治家・川島正次郎(1890〜1970)の墓。日照上人とは畏友であり、後年、法華宗に入信し、当山の檀徒となった。

5代目立川談志の墓

5代目立川談志の墓

5代目立川談志、本名・恒川駒吉(1858〜1942)は当山の檀家であり、4代目立川談志に入門。落語家としては「ねぎまの殿様」の作者として知られる。

大原麗子の墓

大原麗子の墓

昭和を代表する女優・大原麗子(1946〜2009)の墓。いまも多くのファンが参拝に訪れる。

施設

山門

山門

昭和60年(1985)、日隆聖人の生誕600年の慶讃事業として新設された総檜造りの山門。

梵鐘(ぼんしょう)

梵鐘(ぼんしょう)

享保4年(1719)、幕府御用を務め、名工として名高い太田近江大掾(おおたおうみだいじょう)・通称・釜六の作。

四阿

四阿(あづまや)

日照上人が昭和元年(1926)に境内を作庭する際、訪れる人の休憩場を兼ねて建てたもの。

鍋島客殿

鍋島客殿

旧肥前国蓮池藩鍋島家(子爵)の邸宅を移築したもの。明治期の華族や上流階級の暮らしをうかがわせる貴重な建築で、世田谷区の指定有形文化財に指定されている。

本堂

本堂

昭和59年(1984)に再建された本堂。本堂の再建は、日照上人以来、住職4代の悲願であり、全信徒の念願であった。

正隆廟(しょうりゅうびゅう)

正隆廟(しょうりゅうびょう)

平成15年開宗750年を記念して建立した永代供養墓。竹林の緑のなか、季節には御会式桜や躑躅などの花が四季折々に咲き誇る妙壽寺墓地にある。

えにしの塔

えにしの塔

妙寿寺の無縁塔。先々代の日淳上人が縁者のいなくなったご遺骨や墓石などを集め、集合墓地とするために建てたもの。

ペット廟

動物廟(ペット墓)

長年共に暮らしてきた動物たちの為の動物合同墓、管理棟二階に個別納骨堂があり、元旦、春秋のお彼岸、お盆、御会式に合同法要を行っている。

躑躅

躑躅

烏山で長らく続いてきた西沢つつじ園の主人(当山檀家)よりご寄進、客殿前に植樹したもの。春には次々と躑躅の花が咲き、訪れる者の目を楽しませる。

竹林

竹林

昭和元年(1926)に日照上人が作庭した当時から境内にある竹林。毎年、この竹を使って竹灯籠能会も開いている。

妙壽寺客殿

妙壽寺客殿

妙壽寺客殿は、かつて麻布区飯倉狸穴町(現在の港区麻布台)にあった旧肥前国蓮池藩鍋島家の邸宅を移築したものです。
木造2階一部平屋建て瓦葺きで、鍋島家から移築した部分は2階建て部分に当たります。2階の大広間は24畳で、その隣に12畳の次の間が配されており、これらを囲むように縁が廻り、腰高の高欄手摺を付けています。広間は床・棚・書院が付く書院造風でありながら、ガラス障子を配して格天井を高く取っており、畳に絨毯を敷き、椅子とテーブルを置いて洋風に使用したと考えられます。
当時の華族や上流階級の生活様式がうかがえる明治期の遺構は貴重で、平成20年(2008)、世田谷区の指定有形文化財に指定されました。

About Myojyu-ji Kyakuden
Myojyu-ji Kyakuden (reception hall) is the relocated residence of the Nabeshima family of the former Hasuike domain of Hizen Province, formerly located in Iikura Mamiana-cho, Azabu ward (now Azabudai, Minato ward). The main hall on the first floor is 24 tatami mats in size, with a 12-matted room next to it, surrounded by a veranda and a waist-high balustrade. While the hall is decorated in the Shoin (drawing room) style with a floor, shelves, and study space, it is designed to be a western-style room with glass shoji screens, a high ceiling, carpet on tatami floor, chairs, and tables.
The Meiji-period remains of the building, which show the lifestyle of the nobility and upper class of the time, are valuable and were designated Tangible Cultural Properties by Setagaya ward in 2008.

客殿の歴史

客殿の歴史

旧蓮池藩鍋島家10代当主の直柔(なおとう)は、明治維新後に飯倉狸穴町に邸宅を構え、明治37年(1904)に子息の直和の結婚を控え、敷地内に2階建ての和館を建てました。この建物が昭和2年(1927)に妙壽寺に譲渡され、現在の客殿として伝わっています。

鍋島保存会について

鍋島保存会について

妙壽寺客殿が世田谷区指定有形文化財に指定されたことを受けて、寺町の歴史を今に伝える貴重な遺構として、区民の財産として、末長く守り伝えていくことを目的に設立されました。当山住職の三吉廣明を会長とし、世田谷区教育委員会の助言を受けて、文化財としての維持保全と保存活用を担っています。

鍋島ファンドについて

鍋島ファンドについて

明治期の華族や上流階級の生活様式がうかがえる貴重な近代和風住宅である客殿を、世田谷区とともに次代に継承していくため、定期的な修繕を行っています。檀信徒の皆様を中心に、基金の積み立てを行っています。貴重な文化財を維持するため、皆様のご協力をお願いいたします。

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